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2023/3/14
UAEのファーティマ・ビント・ムバラク皇太后に名誉学位を授与しました


東海大学ではこのほど、アラブ首長国連邦(UAE)のファーティマ・ビント・ムバラク皇太后に、UAEの国造りの礎と持続的発展を担う人材の育成、特に中東全域での女性の地位向上と権利向上を目指し、その指導的な役割を果たされた功績に対して、名誉博士(学術)の学位を授与いたしました。

ファーティマ皇太后はUAE初代大統領シェイク・ザーイド・ビン・スルターン・アール・ナヒヤーン殿下の御夫人で、1973年に中東・湾岸地域で初めてのジェンダー平等を目指す組織である「UAE女性連盟」を創設。現在も多くの社会・慈善団体(UAE女性連盟会長、家族開発基金最高理事長、母子最高評議会議長、赤新月社名誉会長、アブダビ・ビジネスウーマン評議会名誉会長)などの重責を担われ、国民から国の母と称される尊敬を集めています。皇太后の功績によって、同国は政府の閣僚、要職に多くの女性が就き、女性に対して多くの教育やビジネスチャンスの機会が得られる社会として知られるようになりました。また、日本とUAEの関係においても、女性育成友好委員会の名誉会長として、エネルギー分野などの女性育成を牽引されてきました。本学では、1990年代後半から特に理工系分野における同国の政府奨学生を受入れてきましたが、現在は我が国に留学する同国民の約半数が、本学で学んでいます。特に中東地域では女性が留学することが難しい状況にある中、皇太后のイニシアチブにより、これまで5名の女性が本学で学位を取得。現在も4名の女子学生が学んでいます。こうした皇太后の世界的な女性の地位向上に関する深い造詣と高い見識は、本学の建学の精神である教育・研究を通じた平和国家、世界平和の実現と軌を一にするものであり、名誉学位の授与はその功績をたたえるものです。

◆詳細はこちらの東海大学オフィシャルニュースよりご覧ください。
https://www.u-tokai.ac.jp/news-section/415597/