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2023/7/24
障がいのある学生を対象にした「就職ガイダンス&個別相談会」を開催しました


東海大学では、6月27日に湘南キャンパスを拠点にしたハイフレックス方式で、障がいのある学生が対象の「就職ガイダンス&個別相談会」を開催しました。本学が2022年3月に発表した「東海大学ダイバーシティ推進宣言」と基本方針では、建学の精神のもと、年齢や性別、性自認・性的指向、障がいなどに関わらず、多様な背景や考えを持った個人が対話によって互いの違いを理解し、多様性が実現した教育研究環境の整備を目指しています。今年4月には、湘南キャンパス8号館に「インクルージョン推進室」を開設し、学生への直接的なサポートはもちろん、各キャンパスとも連携しながら全学的な支援体制整備を推進。今回のキャリアセミナーもダイバーシティ推進宣言と基本方針に則って企画したもので、障がい者雇用支援企業の㈱イフの森龍二氏が、雇用率の現状や就職活動方法などについて講演しました。

当日は、対面形式とオンライン形式を合わせて約19名が参加。まず、インクルージョン推進室の開設に携わった学長室教学担当の内田匡輔次長(体育学部教授)があいさつし、「自分が望んだ進路を歩むために、今日のセミナーは非常に役立つはずです。ぜひ参考にしながら、目標に進んでください。日ごろの学生生活を含め、困ったことや悩みがあったときにはぜひインクルージョン推進室を訪ねてください。専門知識を持ったスタッフがサポートします」と呼びかけました。続いて、森氏が障がい者手帳取得の重要性や、近年増加傾向にある雇用率の推移を紹介。続いて、自己分析や企業研究の方法をはじめ就職活動のステップを段階的に説明し、「学生からは“一般採用と障がい者採用のどちらを受けるべきですか?”と質問を受ける場面があります。一般採用は試験を受けられる企業数が多い一方で、障がい者採用であれば就職後、自らが希望する配慮を受けて働くことができます。自分の希望と照らし合わせ、どちらの試験も受けてみてはどうでしょうか」と話しました。また、「相手企業には自身の障がいの等級、通院の有無や頻度、職場で必要な配慮、将来への心配事などをできるだけ具体的に伝えてください。自身の働く姿や職場をしっかりとイメージすれば、自分の得手不得手も見えてきます。初めは難しいかもしれませんが、ご両親や友人、大学の教職員らと話し合いながら、まずはそれぞれを紙にまとめましょう」とアドバイスを送りました。

◆詳細はこちらの東海大学オフィシャルニュースよりご覧ください。
https://www.u-tokai.ac.jp/news-career/573849/