名誉会長挨拶校友会会長挨拶
東海大学学園校友会 会長   東海大学学園校友会 会長
後藤 俊郎

(2022年4月更新)

皆様には、東海大学学園校友会の活動に対しまして平素よりご支援、ご協力を賜り心より厚くお礼申しあげます。
  本学の学園校友会は、全国に存在する学校法人東海大学傘下の教育機関に学ぶ学生・生徒・園児の保護者の組織である「後援会(PTA)」、各学校・園の「同窓会」、後援会役員のOB・OG組織「白鷗会・不知火会」それに学園教職員が連携し、“オール東海大学”の校友として交流を深めながら学園の教育・研究の推進や、学生・生徒のスポーツ・文化活動への物心両面にわたって積極的な支援、応援を行っていこうという、他の大学に例をみない組織です。
  学園の創立者松前重義先生が、「目的を同じとする組織が結集すれば、その力は無限となる」と提唱され、1963年に設立された本会は、これまでも歴代の役員・会員の皆様に支えられて今日の充実、発展に至っております。
  学園は新年度の4月を迎え、社会では未だコロナ禍の影響があるものの、大学をはじめ傘下の学校・園に多くの新しい仲間が加わり、活況を呈する時節となりました。保護者の皆様とともに、新風を吹き込んでいただけることを期待しております。

さて、昨年生誕120年を迎えた松前重義先生が、去る1月14日、バルセロナ五輪から始まった野球種目の採用に関わったこと、東海大学をはじめ15大学が加盟する首都大学野球連盟の設立とその活動、永年にわたり日本高校野球連盟最高顧問を努めるなど、野球界の振興・国際交流に貢献した業績により、2022年の野球殿堂入りが発表されました。私は早速3月下旬、東京ドームにある野球博物館の殿堂を訪問してまいりました。入口には2022年殿堂入りのプレーヤー表彰のお二人とともに、特別表彰者である在りし日の先生のお写真が飾られております。先生は教育の使命の一端として文武両道を掲げられ、スポーツ活動の振興に尽力されてきたことは、国際柔道連盟会長を務めるなどご承知のとおりでありますが、日本の野球界においても人一倍貢献されております。実はお住まいのあった東京・武蔵野の地に、「戦後の荒廃した国民の気持ちに少しでも明るい前途を見出していただけるものはスポーツであり、野球である」と当時の市政関係者に訴え、1951年3月に51,000人収容の「東京スタジアム」を建設し、前年スタートしたプロ野球2リーグ制の巨人他4チームを招いて、国鉄スワローズ・金田正一投手の始球式で始まる華華しいオープニングセレモニーを催しました。当時娯楽の少なかった世相の中で、満員の野球ファンや子供たちを集めた「5月5日子供の日」は差しずめ将来を担う若者たちに希望の明かりを灯したと、翌日の新聞に書かれておりました。このように松前先生は、日本の戦後復興に向けても、さまざまな社会活動を史実に残されています。これからも今日の東海大学を築かれた創立者の思想や、その実践を顧みながら、学園の教育、研究の充実が図られるように更なる協力をしていきたいと存じます。

今後、学生、生徒、児童の皆さんの学習形態や活動が、一日でも早く満足できる環境に戻れることを期待し、前述の如く私たち校友会に課された役割をしっかり果たしていけるよう学園のステークホルダーの皆様とともに努力してまいりたいと思います。当校友会はこれからも、何事にも会員の皆さんが連携しつつ、各地区、各会で、学園の知的財産や教職員・卒業生の皆様など、人的資産を活用して講演会やイベントを行い、相互に知識や教養を高めて冒頭に記した私たちの目的と共通の課題を実現させ、地域や社会貢献に寄与できるようご一緒に努力してまいりたいと、決意しているところであります。どうか会員の皆様におかれましては、それぞれ健康に留意され、次の節目となる建学100年を目指す東海大学とともに、われわれの進む道を切り拓いて行こうではありませんか。
  これからも皆様方のご期待に応えられるよう、積極的にあらゆる活動を展開してまいりますので、引き続きご指導ご叱正を賜りますようお願い申しあげます。