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同窓会紙「かもめ」30号記念特集・活躍する同窓生たち

同窓会紙「かもめ」30号記念特集・活躍する同窓生たち

医療技術短期大学同窓会紙『かもめ』が今年度で30号となりました。懐かしい学び舎を巣立ち、同窓生が活躍するステージは日本を飛び出し世界に広がっています。そこで、さまざまな場所で活躍している5人の会員に登場いただき、現在の仕事や医療短大の思い出、後輩へのメッセージなどを寄せてもらいました。 (卒業年度順。文責はすべて編集部)

在宅看護の時代 やりがいを感じる日々

新村真喜子さん(1980年度卒)

滋賀県草津市の訪問看護ステーションで所長を務めています。スタッフ13人で、利用者は180人。暑い日も寒い日も、季節を感じながらの訪問です。併設病院の看護専門学校や私立病院立の看護専門学校では、在宅援助論を指導。市の委託で、地域の医療福祉の推進や認知症初期集中支援の活動もしています。

▽今、夢中なのは……
まだ仕事しかありません。孫ができたら、孫の世話でしょうか(いつのことやら)

▽医療短大時代の思い出
寮生活での行事や、円形食堂で食事をしたことをよく覚えています。

▽後輩たちへ
在宅看護は、ナイチンゲールの『看護覚え書』、ヘンダーソンが唱えた”基本的欲求”そのものだと思います。一人で訪問し、患者さんの状態を把握するなど責任は重いですが、やりがいがあり専門職として活躍できます。これからは在宅看護の時代。ぜひ始めてみませんか?

 

看護の本質に沿い 未来の看護師育成を

森内みね子さん(1980年度卒)

医療短大を卒業後、医学部付属病院で3年間勤務した後、神奈川県庁に入職。それからずっと県の職員として、病院や看護学校、行政で勤務してきました。
現在、神奈川県立平塚看護専門学校で校長を務めています。来年4月から校名を「平塚看護大学校」と変更し、全国でも数少ない4年制の看護専門学校としてスタートします。これからの保健・医療・福祉を生き生きと力強く支える未来の看護師像を描き、新鮮な発想で創意工夫しながら教職員と一緒に新たな学校づくりにチャレンジしています。

▽医療短大時代の思い出
「自由という厳しさ」「看護のリーダーを育てる」の2つを学んだことに尽きると思います。

▽これからの夢、抱負
看護学校のトップランナーを目指して、「看護基礎教育は平塚で学べ」といわれる学校をつくりたい。看護基礎教育に関心のある人は、一緒にチャレンジしませんか?

▽後輩たちへ
少子・超高齢社会の到来に伴い2025年を見据えた社会保障制度改革が推進され、看護師の役割拡充が大きく期待されています。時代や社会が変わろうと、看護の本質は一人ひとりの尊い命に寄り添い、生活を支えること。看護師は人間が人間をケアする意味と価値が問われる職業であり、自ら人間としての成長も求められます。長い旅路を自分なりに歩んでほしいと思います。

 

友と出会い多くを学ぶ 回り道も悪くない

羽田晋江さん(1994年度卒)

医学部付属病院で4年ほど勤務した後、東海大学健康科学部に編入学。その後、付属大磯病院勤務を経て東洋英和女学院大学大学院人間科学研究科修士課程を修了。現在は、東京・多摩地域にある病院の回復期リハビリテーション病棟に勤務しています。

▽今、夢中なのは……
夢中とまではいえませんが、古い建物や庭園、着物などを見るとワクワクします。

▽これからの夢、抱負
高齢者とのかかわりを通して、最期を迎えることや看取りについてさらに学びを深めたいです。同時に、『サザエさん』の“フネさん”のように、日常生活の中に自然と着物がある生活を送れたらと思っています。

▽後輩たちへ
いろいろな回り道をするのも悪くないと思います。医療短大時代に経験した寮生活や実習などの集団生活や集団行動を通して、多くのことを知らず知らずのうちに学び、今に至っていると感じます。巡り会った友人は、住む場所も置かれている環境も看護の領域も異なりますが、今でもつながる大切な人たちです。貴重かつ大切なことが学べるのが、医療短大での3年間だと思います。

 

ベトナムで看護師 一瞬を大切に生きる

石川亜希さん(1999年度卒)

ベトナム・ホーチミンにあるLotus Clinic で看護師として働いています。外来業務に加え、予防接種の相談やアレンジ、地元の病院への紹介や通訳、保険業務、電話での医療相談、ベトナム人スタッフへの看護および日本語の教育に携わっています。また、ハノイ院の立ち上げにも参加しました。

▽今、夢中なのは……
現地で仲間と「スカ(Ska)」のバンドを組み、トランペット担当として定期的にライブをしています。サーフィンも始め、1年中暖かいベトナムで毎週末、海に出かけています。連休は近隣のタイやスリランカなどでも波乗りを楽しんでいます。

▽医療短大時代の思い出
とにかくテスト勉強が大変でした。女子学塾(学生寮)では、明け方まで皆で勉強したものです。あと、あの大浴場!皆とおしゃべりして、とても楽しかったです。

▽これからの夢、抱負
日本ではできないことを思い切り体験したい。“明日”は、いつでもやってくるとは限りません。一瞬一瞬を大切に生きたいと思います。

▽後輩たちへ
看護師という仕事の価値を柔軟に考えていくことで、生き方を広げていけると思います。世界は広い。どこかの国で同窓生に出会えることを楽しみにしています。

 

さまざま経験を経て 今、看護が楽しい

登藤千華子さん(2002年度卒)

北海道北見市常呂町のJA北海道厚生連常呂厚生病院外来に勤務。看護師5人で、内科・外科の通常外来と内視鏡検査や人間ドック、健診などを行っています。人口4000人ほどの町にただ1つの病院。風邪症状から終末期まで幅広い患者さんがいます。要望があれば訪問看護も。このほど、ある学会で在宅死を希望する患者さんを訪問看護した事例を発表しました。

▽今、夢中なのは……
頑張って仕事をして、大好きなアーティストのコンサートに行くこと。旅行も好きなので、子どもたちとディズニーランドへ行くことを楽しみに貯金しています。子どもは2歳と5歳。少しずつ手がかからなくなり、自分のこともやろうと思う余裕が出てきました。

▽医療短大時代の思い出
医学部付属病院での精神科実習のとき、担当した中学生の男の子はあまり話をしなかったのですが、私には心を開いてくれました。最後に、「ありがとう。頑張ってください」と言われたことは、今でも忘れられません。

▽後輩たちへ
さまざまな経験をしてようやく今、看護が楽しいと思いながら仕事ができるようになりました。フェイスブックなどを見ると、同期も皆、仕事を続けており、大学院に進んだり認定看護師になった仲間もいます。苦手だった看護過程の学習や看護研究など、もっとしっかり勉強しておく必要があったと痛感。看護師は経験年数が何年あっても日々勉強です。

 

東海大学医療技術短期大学同窓会事務局

〒259-1207 神奈川県平塚市北金目4丁目1-2 東海大学医療技術短期大学内 TEL. (0463)59-5586