Campus Smile

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【Campus Smile】前山 佳未さん(湘南キャンパス)

投稿日2023/10/13

(この記事は東海大学学園校友会『TOKAI 211号』から転載しています)

2023年5月20日、〝コーヒーを題材にフェアトレードの重要性を学び広めるプロジェクト〞の学生有志10名が、「世界フェアトレード・デー」に開催された「逗子フェアトレードタウンフォーラム2023」(主催:逗子フェアトレードタウンの会、逗子市)に参加しました。プロジェクトリーダーの前山佳未さんは、「Z世代と考えるフェアトレードとサステナビリティ」をテーマにした「フェアトレード・ユースフォーラム」に登壇。企業を介さず生産者と販売者である自分たちが直接取引を行うダイレクトトレードで、アフリカ・ブルンジ共和国のコーヒーを輸入する取り組みについて発表しました。
「国情を超えた人間対人間という視点が最も重要だと考えます。フォーラム参加も、公正な価格の取引で生産農家の社会的地位向上や、貧困問題や児童労働などの課題解決につなかんげることを目標にした取り組みの一環です。学内でもオープンキャンパスでの試飲や建学祭での販売を通して、上質なブルンジ産コーヒーのPRに力を入れています」
しかし、文化も慣習も全く違う遠い国との交渉には難しさも伴うと前山さんは話します。
「ブルンジ政府のコーヒー開発局を通して輸入しましたが、農村地域は電話がつながりにくく、インターネット環境も整っていません。時差、言語、運送費用などにビジネス上の難しさを実感します。在庫の豆を使った商品開発も大きな課題の一つです」
この8月、前山さんは有志メンバーとともに現地視察のため、ブルンジ共和国へと向かいます。
「どんな国なのか、人々はどんな生活をしているのか、コーヒー農家さんとどのようにつながれるのか――未知の世界へ飛び込むのが、今からとても楽しみです」


フォーラム会場では輸入品を販売するフェアトレードマルシェも開催。
学生たちはブースを設けてコーヒー豆やドリップコーヒーの販売を行った


“コーヒーを題材にフェアトレードの重要性を学び広めるプロジェクト”は、
国際学部長・荒木圭子教授の指導を受け、2023年度から
は国内外で実施する
国際的研修プログラムの「GLOBAL ACTION
ADVANCED A」と
「GLOBAL STUDY TOUR B」の一環として取り組
まれている。
学生有志メンバーにはブルンジ共和国からの留学生も

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「国際学科の学生が「逗子フェアトレードタウンフォーラム2023」でブルンジ産コーヒーを紹介しました」
https://www.u-tokai.ac.jp/ud-global-studies/news/1388/