\(この記事は東海大学学園校友会『TOKAI 211号』から転載しています)
VR(仮想現実)やドローンなど、各自が興味を持った分野ついて学びを深め、その知見を地域に還元している「先端技術コミュニティA C OT」。科学イベントに出展したり、サイバー防犯ボランティアとして講話を行ったり、近隣施設からの依頼でドローン空撮を行ったりと、活躍の場は多岐にわたります。
近年はコロナ禍のため活動を縮小していましたが、徐々に対面イベントも再開され、できることが増えてきました。そんなタイミングで昨年度プロジェクトリーダーに就任した後藤尚斗さんは、当時をこう回想します。「私を含めメンバーの多くは、学びを通じて社会に貢献したいという志を持って参加していますが、長いコロナ禍の中で目的を見失いかけている人もいました。そのため、まずは一人ひとりと『ACOTで何をやりたいか』を再確認し、その上で活動計画を立てるなど、みんながモチベーション高く取り組める運営を心掛けてきました」
昨年12月には、子供向けの科学技術体験イベント「サイテク祭」(主催:多良木町青年育成会議)も3年ぶりに復活。ACOTもブースを出展し、ロボットプログラミング教室、モーションキャプチャー、ドローン操縦体験という3つの企画で来場者を楽しませました。「このうち私が担当したのは、簡単なマウス操作でロボットを制御する『ロボットプログラミング教室』です。自分が初めてプログラミングに接したとき、どんな部分でつまづいたかを思い出しながら、わかりやすい説
明を心掛けました」。
現在はリーダーを退き、一歩引いた立場で活動を見守っている後藤さん。「ACOTの魅力は、好きな学びを突き詰めた先に社会貢献があること。後輩たちにもぜひ『好き』と『社会』がつながる喜びを味わってほしい」とエールを送ります。
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https://www.u-tokai.ac.jp/ud-agriculture/news/2328/