Campus Smile

【Campus Smile】齋藤 一路さん(湘南キャンパス)

投稿日2023/12/26
(この記事は東海大学学園校友会『TOKAI 210号』から転載しています)

「集中するために図書館に出かけたり、気分転換に趣味の
筋トレを
楽しんだりしながら、自分なりに一日の流れを作って
試験勉強に
取り組みました」と齋藤さん

2023年2月27日、昨年11月に行われた技術士第一次試験の合格者が公表され、3年次で初挑戦した工学部土木工学科の齋藤一路さんが合格を果たしました。
「年に一度しかない試験。合格通知を手にしたときは、とてもうれしかったです」
「技術士」は、科学技術に関する高度な知識と応用能力が認められた技術者で、科学技術の応用面に携わる技術者に与えられる国家資格。専門知識だけでなく、高い技術者倫理や資質向上、科学技術による社会貢献を求められます。科学技術全般の基礎的な知識と適性が判定される第一次試験に合格すると「修習技術者」となり、技術士補登録を行うことで技術士補と名乗ることができるようになります。この後、一定期間の科学技術の実務経験を積むことで第二次試験の受験資格が得られます。
「入学当初は、技術士の国家資格について知りませんでした。2年次の『土木基礎ゼミナール』で技術士として活躍されている卒業生の方から、技術士制度、試験の仕組み、資格取得のメリットなどについてお話をうかがい、就職のことを考え受験しようと決めました」と齋藤さん。試験の半年ほど前から準備を始め、毎日数時間、7年分の過去問題を解いたといいます。「はじめのうちは難問に歯が立ちませんでしたが、繰り返し解くうちに理解が深まりました。試験本番では過去問題に取り組んだことが役立ち、順調に解いていけた感触がありました」
一つ目のハードルを見事に越えた齋藤さんの、次の目標は公務員試験です。
「父が技術職の公務員で、その姿を見て育ち、同じ道に進みたいと考えるようになりました。社会人として実務を経験した後には、技術士となる第二次試験も目指そうと考えています」

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