新入生・在学生保護者説明会レポート

新入生・在学生保護者説明会について

東海大学後援会では2023年5月から6月にかけて、対面での開催を希望する地区で「新入生・在学生保護者説明会」を行いました。保護者の皆さまに後援会とその活動への理解とご参加を呼びかけるとともに、大学への理解を深めていただくことが目的です。2020年度、21年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で多くの地区で開催を見合わせましたが昨年度から再開。今回は47地区で実施しました。教職員による「大学の近況報告」のほか、各地区独自のプログラムを行いました。
ここでは、岩手県、岐阜県、新潟県の説明会の様子を紹介します。
また、開催のなかった地区の皆さまや、参加できなかった保護者の皆さまに向けて、5月中旬から7月末まで保護者向けサービス「TIPS」で「新入生保護者説明会」の動画を配信しました。「学修・学生生活支援について」や「キャリア就職支援について」「後援会・校友会について」などをお伝えしました。

5 /13(土) 岩手県後援会

岩手県後援会の新入生・在学生保護者説明会は5月13日に、ホテルメトロポリタン盛岡本館で開かれ、新入生と在学生の保護者や岩手県後援会の役員ら約30名が参加しました。まず稲津敏行副学長が登壇し、東海大学が2022年度に実施した全学的な改組改編「日本まるごと学び改革実行プロジェクト」についての紹介をはじめ、大学ランキングなどから見る東海大学への世界的な評価、海外留学制度やキャンパス間留学の充実、大学院進学のメリットを紹介するとともに、「本学は総合大学の中でも教員一人当たりの学生数が少ないので、密にコミュニケーションを取り、きめ細やかな学生指導を心がけています」と語りました。
続いてウェルビーイングカレッジオフィスの職員が、大学生活の流れやキャリア・就職支援の現状を説明。学長室後援会事務局担当から、保護者向けサービス「TIPS」の使い方やリモート個別面談について説明しました。続いて岩手県商工労働観光部定住推進・雇用労働室による「岩手県におけるU・Iターン推進施策」に関する説明も実施。東京圏で大学生活を送った県内出身者の中でも、新型コロナ禍の影響で地方移住や地元回帰の機運が高まっていることや、県内の有効求人倍率の推移、東京都中央区のいわて銀河プラザ内にある「岩手県U・Iターンセンター」の説明などが行われました。
さらに会場では個別相談会も行い、稲津副学長とウェルビーイングカレッジオフィスの職員が、大学生活や履修、成績評価、就職活動など多岐にわたる保護者からの質問に、一つひとつ丁寧に回答しました。
岩手県後援会の三角正裕会長は、「後援会と大学とは長年にわたって深い関係が培われてきましたが、新型コロナ禍のために距離ができつつあるとも感じていました。そんな中、昨年度に続いて説明会を実施できたことで、両者の関係性を新しいステージに進めるためのきっかけづくりができたように感じています。社会的に小中高のPTAや自治会活動の役員の成り手が減っていますが、東海大学の素晴らしい慣習である後援会活動を残していく意味でも、本会の活動のメリットを見直し、新たなスタイルを模索していければと考えています」と話していました。

5 27(土) 岐阜県後援会

岐阜県庁にほど近いOKBふれあい会館14階にある展望レセプションルームで5月27日、岐阜県後援会の新入生・在学生保護者説明会が開催されました。当日は、新入生の保護者や岐阜県後援会の役員ら約50名が参加しました。
4月に就任した東海大学の松前義昭学長が冒頭のあいさつに立ち、「後援会は本学創設間もない時期から活動を続けるなど全国の大学でも最も古い歴史を有し、この活動の効果は他大学も認めるところです。本学の教職員は全員が後援会活動に協力しており、私も若いころから力を入れてきました。今後も学長として活動をさらに盛り上げていきます」と語りました。
続いて2023年度の授業方針や東海大学の教育理念を説明した人文学部の川﨑一平学部長は、「本学では昨年度からカレッジ制を本格的に導入し、きめ細かなサポート体制を整えています。学生の皆さんに多くのことに失敗を恐れずにチャレンジしてもらえるような大学でありたい」と話しました。
第2部では少人数ごとにテーブルに分かれ、川﨑学部長やスルガベイカレッジ静岡オフィスの職員と保護者が懇談。留学や奨学金、課外活動に関するさまざまな事柄について質問が寄せられ、職員や役員が資料を手にしながら答えました。参加者からは、「息子が湘南キャンパスの運動部に所属しており、大学の方針を直接うかがえる貴重な機会と考えて参加しました。就職活動に向けたアドバイスも聞けて、子どもの話だけでは分からない部分が理解できました」「岐阜と神奈川では距離もあり、なかなか子どもの学生生活の様子が把握できずにいましたが、先生方が丁寧に説明してくださって安心感を得られました」といった声が聞かれました。
長瀬雅彦会長は、「ご夫婦で参加されている保護者の方も多く、関心の高さを感じました。本会では愛知県や三重県の後援会、校友会とも連携を深めさらなる活動の充実を図っていきます。ぜひ今後も多くの方にご参加いただければ」と話していました。

6 /4(土) 新潟県後援会

新潟県後援会の新入生・在学生保護者説明会は6月4日に、新潟市の中心部にある万代シルバーホテルで開催。新入生の保護者を中心に、役員も含めて約50名が出席しました。引場秀和会長のあいさつに続いて、稲津敏行副学長が登壇。今年度の授業方針や学部学科、カレッジなど大学の構成について説明しました。また、学生数に対する学部学科数や教員一人当たりの学生数などデータを示し、「学生一人ひとりに対してよりきめ細やかな対応を図っています」と語りました。続いて学長室キャリア・就職担当の成川忠之部長が、2022年3月に卒業した学生の就職率や本学独自のキャリアサポートの詳細を解説しました。
会の後半では、稲津副学長や成川部長、グローバルシチズンカレッジオフィスの教学やキャリア就職支援担当職員を囲む相談会も実施。事前に集められた質問に教職員や役員が回答し、一人暮らしなど学生生活の注意点やサークル活動、履修登録で気を付けるポイント、コロナ禍の学生生活など多岐にわたる話題に参加者が興味深く聞き入る様子が見られました。
引場会長は、「新潟県は東海大学への進学者も多く、同窓会の会員も多い。白鷗会も含めた新潟県校友会として活発な活動を展開しています。本会でも昨年秋に独自の活動として湘南キャンパス訪問を実施するなど有意義な活動となるよう工夫を凝らしてきました。一方、新型コロナ禍で活動の継続性はいったん途切れてしまいましたが、今回の説明会は2年次生以上の保護者も対象となったことでより多くの参加者に集まっていただき、将来につないでいくきっかけがつくれたと思います。大学の先生や職員の方と直接お話しできるのが後援会活動の魅力であり、保護者間の交流によって情報交換の機会も多くあるなどメリットも多いので、より多くの方にご参加いただければ」と話していました。