閉じる

NEWS

この記事は1年以上前の記事のため、内容が古い可能性があります。

健康学部健康マネジメント学科とヨーロッパ学術センター、デンマーク・VIAユニバーシティカレッジが「第8回QOLセミナー」を共同開催しました

投稿日2022/1/13

健康学部健康マネジメント学科とヨーロッパ学術センター、デンマーク・VIAユニバーシティカレッジが12月20日にオンラインで、「第8回QOLセミナー」を共同開催しました。今回は、「子どもと若者のQOLとメンタルヘルス~日本とデンマークのケーススタディ~」と題して、高校生や大学生、ヘルスケア分野のビジネス・教育関係者を対象に実施。VIAユニバーシティカレッジのイェスパー・ダールゴー准教授と健康マネジメント学科の長沼洋一講師が講演しました。

司会を担当した本センターのヤコブ・スキュット・イエンセン副所長による開会の言葉に続き、健康学部の堀真奈美学部長があいさつ。「本学部では、健康を生物学的、心理学的、社会学的な側面から総合的にとらえるバイオサイコソーシャルアプローチに着目し、教育や研究に取り組んでいます。コロナ禍でメンタルヘルスはますます重要な課題となっています。このセミナーが有意義な会になるよう期待しています」と語りました。

ダールゴー准教授は、「ストレスを軽減し、セルフ・コンパッションを促進するための学生向けマインドフルネス・リトリートについて~室内と自然の中でのリトリート環境を用いた試験的試み~」と題して講演。長期にわたるストレスが心身に与える影響や、デンマークにおける学生のメンタルヘルスに関する調査結果を分析し、教育現場や社会による学生サポートの重要性を指摘しました。続いて、同カレッジとコペンハーゲン大学の学生を対象とした、リトリート(自分を癒し、取り戻すための行為)効果に関する研究結果について解説。瞑想などにより心を整える「マインドフルネス」や、自らを思いやることでストレスや不安を回避する「セルフ・コンパッション」のスキルの獲得は、室内よりも自然の中で取り組んだ場合により有効であり、効果の持続が期待できるといった成果を紹介しました。

◆詳細はこちらの東海大学オフィシャルニュースよりご覧ください。
https://www.u-tokai.ac.jp/news-section/52368/