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会長あいさつ

東海大学同窓会会長
髙野吉太郎

(2022年4月1日更新)
 東海大学同窓会の皆さまにおかれましては、日ごろより本会の活動にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。新型コロナウイルス感染症や、度重なる自然災害などで厳しい状況におられる皆さまに心からお見舞いを申し上げると同時に、戦争や紛争に苦しむ海外の地域にも同窓会員が暮らしておられることに深く憂慮しております。一日も早く世界中に平和で穏やかな日々が訪れることを願うばかりです。

 新型コロナウイルス感染症につきましては、変異株発生の可能性などを考えると、今後も予断の許せる状況ではありません。今も、医療現場やワクチン接種などでご尽力いただいている医療従事者の皆さま、社会インフラの維持に努めて下さっている皆さまに、深甚なる敬意と感謝の意を表する次第です。東海大学同窓会といたしましても、引き続き会員一人ひとりと母校・東海大学とが手を携えて、この歴史的難局を乗り越えたいと願っております。
 
 さて、本会ではこれまで、ホームカミングデーや箱根駅伝をはじめとする学生スポーツの応援イベント、支部や学部学科同窓会の催しに、いかに大勢の参加者を集め、交流を深めるかを主眼に活動してまいりました。友人や恩師と杯を交わし、肩を組んで建学の歌や校歌を歌うことで、自らの足跡を振り返り、人生の歓びを感じた会員は少なくありません。しかしながら2020年度からのほぼ2年間、こうした本会の活動趣旨は維持しつつも、感染症の拡大防止に努め、会員皆さまの生命・安全を最優先し、健康と社会秩序の維持を第一に考えて政府や自治体等の行動指針に基づいての活動を余儀なくされました。そのため、支部や学部学科同窓会の総会や役員会については多くが文書審議、懇親会や各種イベントは延期や中止のほか、オンライン等での実施に取り組まざるを得ない状況となりました。役員の皆さまにおかれましては、本会の方針にご賛同いただき、ご協力いただいたことに改めて御礼を申し上げます。この、生命と安全を優先する方針につきましては、2022年度も継続してまいります。

 それと同時に、コロナ禍を過ごすなかに積み重ねたオンライン企画などの新たな取り組みとその経験を土台に、従来の形での同窓会活動との融合(ハイブリッド化)を模索しながら、「新しい社会と生活様式」に対応した「新しい同窓会活動」の環境を整えたいと考えております。地域や組織によっても社会状況や諸事情に違いがあるため、支部や学部学科同窓会と本部の連携をより強固にし、皆さまが安全に、安心して「体験」や「情報」が共有でき、親しく交流できるスタイルを改めて構築し、未来を創造していかなくてはなりません。

 こうした意識を、会員の皆さまと共有するために、東海大学同窓会では、設立75周年記念事業の一つとして、同窓会のさらなる100周年に向けた活動計画「マスタープラン」を策定しました。合わせて「マスタープラン」を実現するための具体的な「活動の指針」を提示し、それらを共有するためのキャッチフレーズ「未来へつなぐ東海魂 Link the Spirit of Tokai to the Future」を決定しました。「マスタープラン」と「活動の指針」の内容や、決定までの議論の流れ、「キャッチフレーズ」の趣旨などについては、このホームページ内にご紹介しています。ぜひコチラからご覧ください。

 これらを、本会の会則に定めた「活動の趣旨」と合わせ、私たちの理想として高く掲げ、2022年度に創立80周年を迎えられた母校・東海大学と手を携え、「建学の精神」を実現させる車の両輪として、力強く邁進したいと考えております。

 最後になりましたが、皆さまのますますのご健勝を心からお祈りいたします。そして、同窓会活動への変わらぬご理解とご協力を重ねてお願い申し上げます。
                                                             
                                      以 上