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「光を操り、風を促す-環境デザイン・エンジニアリング」を開催しました

投稿日2022/3/7

東海大学では2月26日にオンラインで、建築都市学部オープニングセミナー「光を操り、風を促す-環境デザイン・エンジニアリング」を開催しました。本セミナーは「Linkage 人・建築・都市を○○でつなぐ」を共通テーマとし、4月に開設する建築都市学部の理念や教育・研究活動を周知することなどを目的として昨年からシリーズで開いてきました。第3回目となる今回は、環境デザインエンジニアでアラップ・アソシエイトの荻原廣高氏(神戸芸術工科大学准教授、東京藝術大学非常勤講師、芝浦工業大学非常勤講師)が講師を務めました。

荻原氏が所属するアラップは世界33カ国に288のオフィスを構え、構造設計や環境設備設計、環境アセスメント、エネルギー戦略、マネジメントコンサルティングなどを幅広く手がけています。講演では、「建築家とエンジニアリングがコラボする面白さを知ってほしい」と、建築家・伊東豊雄氏を筆頭に構造、設備、ランドスケープ、ライティングなど各分野の専門家と議論を交わしながら岐阜市立図書館「みんなの森 ぎふメディアコスモス」に「グローブ」と呼ばれるいくつものドーム型の構造物を作り上げた経緯を説明。自身は気候風土を調査するとともに過去の気象データも分析し、不織布を用いたグローブで館内に柔らかい光をつくり出し、長良川の水を活用した床輻射冷暖房を設置したことを解説。「場所によって温度や光の加減が異なり、気分や目的に合わせて選べるムラのある居場所をたくさん作って利用者の満足度を高め、エネルギー消費率も50%削減しました」と語りました。

◆詳細はこちらの東海大学オフィシャルニュースよりご覧ください。
https://www.u-tokai.ac.jp/news-campus/55342/