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地下海水陸上養殖サーモン「三保サーモン」の本格販売がスタートしました

投稿日2021/12/25

東海大学が、静岡市や日建リース工業株式会社などと研究開発を進める「三保サーモン」の本格販売がスタート。12月17日に、静岡市のホテルクエスト清水で記者発表会が実施されました。三保サーモンは駿河湾の地下海水を用いて養殖されており、海水をくみ上げる時点では酸素をほとんど含まないため、アニサキスをはじめとした寄生虫症の心配もありません。また、加工・消費地の近傍で周年生産されるため、鮮度管理や消費機会に応じた安定提供を可能にしています。

本事業には代表機関の日建リース工業をはじめ、高度な鮮魚取り扱い技術を持つ「株式会社Aging Fish Japan」や人気回転ずしチェーン「かっぱ寿司」などを運営するコロワイドグループの「株式会社バンノウ水産」、清水区の海鮮製造業を営む「株式会社ふかくら」など民間企業が参画。さらに本学海洋学部や静岡市も加わった6次産業モデル※「地下海水陸上養殖サーモンバリューチェーン改善促進協議会」として、産学官連携で推進しています。本学では、約35年間にわたって駿河湾の地下海水を使った養殖方法の研究に取り組む秋山信彦教授や水産加工学や機能性食品学が専門の平塚聖一教授が中心となって、養殖環境整備や商品開発に協力。2020年10月には清水区三保にある本学敷地内に、日建リース工業が静岡市などの補助を受けて「三保地下海水養殖センター」を設立し、翌月から養殖を開始しました。現在も研究を進めながら21年度に20t、22年度には30tの生産を目指しています。

◆詳細はこちらの東海大学オフィシャルニュースよりご覧ください。
https://www.u-tokai.ac.jp/news-campus/52143/