湘南キャンパスで活動するチャレンジプロジェクト「東海大学ソーラーカーチーム」が、9月8日に、小田急線・鶴巻温泉駅の北口広場で開催された「そーらーあーす音楽祭~空と大地の明日へとつなぐ音楽祭~」(主催:鶴巻温泉駅前商店街)に協力しました。このイベントはソーラーカーで発電した電力を使って音楽を奏で、来場者にSDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けた取り組みを体験してもらうことを目的に初めて開催されたもので、「創エネ、省エネ技術の発展」を活動目標の一つに掲げるソーラーカーチームに同商店街から依頼があり、協力が決まりました。
メンバーは当日、昨年10月にオーストラリアで開催された世界最大級のソーラーカーレース「Bridgestone World Solar Challenge 2023」で5位に入賞した2023年型「Tokai Challenger」を展示。マシンで発電・変換した電力を使って、7組のバンドが歌謡曲やジャズなどを演奏しました。演奏中にも、音楽機材に電力を供給するマシンに多くの来場者が関心を寄せ、メンバーが一つひとつの質問に回答しました。
参加した安齊空さん(大学院工学研究科1年次生)は、「日ごろは自動車イベントなどでの展示が多いのですが、今回は音楽祭への協力だったため来場者の年齢も幅広く、より多くの人たちに活動の魅力やソーラーカーの必要性を伝えられました」と振り返り、「今後も世界規模のレースで好成績を残すためのマシン開発やスキル向上を目指すとともに、学内外のイベントを通じたSDGs達成に向けた取り組みにも力を注いでいきたい」と話しています。