湘南キャンパスの吹奏楽研究会が、10月26日に北海道・札幌コンサートホールKitaraで開催された全日本吹奏楽コンクール・大学の部に出場し、2年連続10度目となる金賞を受賞しました。東京都代表として出場した同研究会は、常任指揮者である福本信太郎氏の指揮で課題曲Ⅲ『メルヘン』(酒井格作曲)と、自由曲『交響詩「ローマの祭り」より Ⅰ.チルチェンセス、Ⅳ.主権祭』(O・レスピーギ作曲)を演奏しました。
今回の自由曲は、同研究会が初めて全日本に出場した1979年度にも演奏した一曲。学生指揮者の大井颯人さん(政治経済学部4年次生)は、「全日本の会場がKitaraに決まった際、音がよく響くこのホールにマッチする曲にしようと選びました。全日本のKitaraでの演奏は今回が2回目、選曲した『ローマの祭り』での挑戦は3回目だったのですが、今まで金賞を受賞できなかった鬼門の会場と曲。指導してくださっている先生方からもいいイメージがないと聞いていたので、なんとしてでも金賞を獲りたかった」と話します。当日は15団体が出場する中、15番目のラストを飾った同研究会。“全日本の大トリとして最高の演奏をしよう”と、見事なハーモニーを奏で会場を魅了しました。2年連続10度目の金賞に輝き、涙を流すメンバーも。大井さんは、「コンサートや大会前にはいつも、“支えてくれる人たちに音で恩返しをしよう”と話しているのですが、今回は金賞という形で自分たちの思いを届けることができたと感じています」と語りました。
同コンクールでは、10月20日に栃木県・宇都宮市文化会館で開かれた「高校の部」に付属高輪台高校、付属札幌高校、付属大阪仰星高校が出場。高輪台高が3大会連続、札幌高が2年ぶりの金賞を受賞。大阪仰星高が銀賞を受賞しました。
なお、同研究会では、12月25日(水)に東京・LINE CUBE SHIBUYA(旧渋谷公会堂)にて、「第63回定期演奏会」を開催いたします。詳細は下記ホームページよりご確認ください。
http://suiken.shn.u-tokai.ac.jp/